口臭が絶対治るはウソ!? 2つの理由と今後の対策を紹介!

口臭が絶対治るはウソ!? 2つの理由と今後の対策を紹介!

「口臭って絶対治るの?」

「なんとしても口臭を治したいんだけど…」

「”口臭が絶対治る”はウソってどういうこと?」

「口臭は絶対治るものなの?」って思っている方も多いのではないでしょうか? 結論から言うと、口臭は絶対に治るという確証はありません。

「口臭は絶対治る」はウソです。今回は「口臭が絶対に治る」はウソである2つの理由今後の対策について解説していきます。

この記事を読んで、口臭の概念を理解して適切な処置を行ってくださいね!

この記事を書いた人:当サイト管理人denta

中学生の時から口臭に悩まされており、友人から「うわっ、お前の息臭くね!?」と言われたこともある。

それから口臭改善のために死に物狂いで対策法を探し出し、ついに改善方法を見つけ出す。

その方法を同じ境遇の人にシェアしたいと考え、当サイトを発足。 医療系の会社で勤務する中で得た医療の知識も交えながら、口臭を改善するための方法をわかりやすく解説している。

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口臭には種類がある!

「口臭は絶対治るはウソなのか?」というと、そもそも口臭にも様々な種類があることを理解してもらう必要があります。

ここでは、簡単に口臭の種類について解説していきます。

生理的口臭

生理的口臭は誰にでもある口臭のことを指します。このタイプの口臭は、空腹時口臭起床時口臭緊張時口臭などが挙げられます。

この場合、口臭が起こるメカニズムは以下のようになります。

唾液の分泌が減少→細菌が増殖→揮発性硫黄化合物(口臭の原因物質)発生

また、乳幼児期、学童期、思春期、成人期など年代によって起こる口臭もあります。

この記事を読んでいる方の中には、思春期に自分の口臭を意識し始めて今まで口臭に悩まされているという方もいるのではないでしょうか?

女性の場合は生理・妊娠時にはホルモンバランスの変化により口臭が強くなる可能性が!

この場合は病気などで起こっている口臭ではないので、時間の経過とともに緩和されます。

生理的口臭の特徴

口腔外科相談室では、生理的口臭の特徴を以下のように示しています。

①病的口臭ではないので常に周囲の人たちを不快にするわけでなく、時々不快にする事がある程度

②極端に近づいた場合に感じる口臭周囲の人たちが不快感を感じる距離は、おおむね相手の顔からの距離は30cm以内である。(通常の会話距離では、わかりにくい。)

③口臭は、あったりなかったりする。

④身体のコンディション・ストレスに対する感受性の違い(個性)・会話条件・生活習慣になどによって、発生したり発生しなかったりする。

⑤多くの場合は、病的口臭と異なり、本人も気が付かない事がある。口臭が気になり不安になると、より感じるようになる。

出典:口腔外科相談室(https://www.jsoms.or.jp/

public/soudan/kouku/kousyu/)

「時々不快になる程度」「身体のコンディション・ストレスで口臭の度合いや発生があったりなかったりする」「本人も気付かない」という感じになります。

病的口臭は危ない!

病的口臭は虫歯、歯垢、歯石、舌苔、歯周病など、9割が口の中の病気が原因で起きているとも言われています。

その他には、消化器系の疾患、糖尿病、肝臓疾患、呼吸器系、鼻、のどの病気が原因で口臭を悪化させる可能性もあります。

病的口臭で注意しておきたいこと

歯周病の他にも虫歯や歯垢の付着には気をつけましょう。歯に歯垢が付着して取れなくなる虫歯になり、虫歯菌も繁殖します。

その虫歯に臭いがたまり口臭を引き起こします。

また、鏡を見て舌の表面が白いことはありませんか? それは舌苔(ぜったい)と呼ばれるもので歯垢と同じく細菌が多く潜んでおり口臭の原因になります。

他にも、歯周病は成人の8割以上がかかっている病気であるため注意が必要です。もし、歯周病が心配であれば下記の記事もチェックしておきましょう。

歯周病放置は口臭の元! 歯周病診断&原因や対策も解説!

病的口臭に陥いると常にニオう!?

病的口臭の方は常時臭っているため、周りからの反応がよくない場合は早急に対処する必要があります。

飲食物・嗜好品による口臭

ニンニク、ネギ、酒等による口臭は一時的なもので、時間が経つと臭いも減少していくものも多いため治療の必要はないでしょう。

ただ、食べカスが詰まると臭いの原因になるため、歯磨きなどはしっかり行いましょう。

また、タバコには注意。タバコによるニオイだけでなく、歯周病を引き起こす可能性が高くなるため口臭を強くします。

心因性口臭にも注意を!

心因性口臭には注意しましょう。

思春期に友達から口臭を指摘されて以来「自分には絶対口臭がある!」と思い込んでしまい、それがストレスになるケースです。

そのストレスが口臭を引き起こし、悪化させるというものです。

「口臭は絶対治る!」がウソである2つの理由

ここまで、口臭の定義について解説しました。ここからは、「口臭は絶対治る!」がウソである2つの理由について解説していきます。

①生理的口臭は誰にでも起こり得るから

生理的口臭は人間が生活していくうえで、生理現象の一種であるため、仕方がないです。

特に、起床時の口臭は人間の日常生活の中で一番ニオイがひどく、菌が繁殖している状態。

実際、日本歯科大学「生理的口臭の要因に関する研究」では、健康な成人男性44名を対象にして唾液と舌苔を採取し、その結果全被験者に口臭が感知されることが分かりました。

しかし、全員がかなりの臭いがあるわけではなく”かすかに臭う”被験者が多くいました。

この研究から、完全に口臭を消すことは不可能ですが、日常生活でほとんどニオわないようにすることは可能だと考えられます。

②飲食物によって一時的に起こる可能性があるから

たとえば、「ニンニクを食べたりしても口臭が起きないのか?」というと、そういうわけではなく口臭を引き起こしてしまう可能性があります。

ニオイを強烈にする飲食物は控える必要はないですが、あなたが口臭を気にするのであれば極力飲食しない方が良いです。

「口臭は絶対治る!」というと語弊が生まれる

私が思うに正しくは「口臭は絶対治る≒口臭を常時抑える」ことだと思います。

やはり、定期的に歯医者の検診に行き、口の中に病気がないか確認してもらいましょう。

もちろん、口臭を抑えることは可能ですが、半永久的になくなることはないため注意しましょう。

治療後に、口臭を少し感じることがあっても生理的口臭だということを認識してください。その場合は唾液を分泌すれば口臭は消えます。それでも気になるようでしたら、口臭外来に行って相談しましょう。

それでも口臭を抑えるための種類別対策

ここまで、「口臭は絶対治る!」がウソである3つの理由について解説しました。

「じゃあ、口臭を激減させるor常時抑えるにはどうすればいいの?」

ここでは、その疑問にお答えするべくあなたができる対策を紹介していきます。

ここでは、生理的口臭の場合の対策、病的口臭or心因性口臭の場合の対策に分けて紹介します。

生理的口臭→唾液の分泌を促進させよう!

生理的口臭の場合の対策は日ごろから唾液の分泌を促すようなことを行えば問題ありません。

逆に、唾液の分泌が減少すると虫歯や歯槽膿漏などの病気が起き口の中が乾燥して口臭が強くなります。

病的口臭or心因性口臭→口臭外来で相談を

病的口臭or心因性口臭の場合の対策は口臭外来で専門家のアドバイスや治療を受けることをオススメします。

病的口臭の場合は病気を治すのは自力では不可能ですので、口臭外来などの口臭を専門に扱う歯科医院がオススメ。

心因性口臭の場合も同様で、このタイプに陥っている方は「口臭を完全になくすことを目指している」ため本当に口臭があるのかどうかを専門家に確かめてもらう方が良いです。

歯間ブラシorデンタルフロス、やってますか?

突然ですが、あなたは歯間ブラシorデンタルフロスを使ってますか?

意外にも、日本人は歯ブラシだけでデンタルケアを終わらせがちなんだとか。

日本全国サラリーマン実態調査によると、歯間ブラシorデンタルフロスを使っている人の割合はたったの51.4%。

残りの約5割の人は歯に詰まった食べカスを残したまま過ごしているということ。

これでは、不衛生ですよね。歯磨きだけでなく、歯の間にも磨きをかけましょう!

【まとめ】「口臭は”絶対”治る」ではなく、「常に抑える」という考えを

いかがでしたか? 今回は「口臭は絶対治る」はウソ! について解説してきました。

ただ、治るという表現が人によって異なるため改めて定義づけとしてこの記事を執筆しました。

ですが、希望は捨てないでください! 口臭を”常時抑える”ことは可能です。

あなたには、口の臭いを常に極力出さないように抑えることを目標にして頂ければと思います。

そのためには、まずは口臭治療を行っている歯科医院に行って口臭測定や原因特定をしてもらいましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

記事内参考文献・資料

全国サラリーマン実態調査
(https://www.tfm.co.jp/abe/
answer/surveydata_s12.php?id=586)

日本歯科大学 生理的口臭の要因に関する研究
(https://www.jstage.jst.go.jp/
article/perio1968/44/2/44_2_168/_pdf/-char/ja)